高密度ポリエチレン(読み)コウミツドポリエチレン

デジタル大辞泉 「高密度ポリエチレン」の意味・読み・例文・類語

こうみつど‐ポリエチレン〔カウミツド‐〕【高密度ポリエチレン】

エッチ‐ディー‐ピー‐イー(HDPE)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「高密度ポリエチレン」の解説

高密度ポリエチレン
コウミツドポリエチレン
high density polyethylene

エチレンの配位アニオン重合法(低圧重合法)によって得られるポリエチレンラジカル重合法(高圧重合法)で得られる低密度ポリエチレンに比べて,短鎖分枝をわずかしかもっておらず,高結晶化度(約60~80%)で高密度(0.940~0.965 g cm-3)である.フィルム(主として包装用極薄フィルム),中空成形用,射出成形用,パイプ,フラットヤーン,繊維などに用いられている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高密度ポリエチレン」の意味・わかりやすい解説

高密度ポリエチレン
こうみつどポリエチレン

ポリエチレン」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の高密度ポリエチレンの言及

【ポリエチレン】より

低重合度のものは古くからワックスとして利用されていたが,高重合度,結晶性のものが得られるようになって成形品として用途が大きく広がった。乳白色,半透明の熱可塑性樹脂であるが,その得られる特性によって,柔らかい低密度ポリエチレンlow density polyethylene(略号LDPE)と,硬くて強靱(きようじん)な高密度ポリエチレンhigh density polyethylene(略号HDPE)とに分けられる。後述するようにそれぞれ製法が異なり,前者は高圧法ポリエチレン,後者は低・中圧法ポリエチレンと呼ばれる。…

※「高密度ポリエチレン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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