骨肉（読み）こつにく

精選版 日本国語大辞典

こつ‐にく【骨肉】

〘名〙

① 骨と肉。肉体。

※正法眼蔵（1231‐53）谿声山色「この身心骨肉、〈略〉法と不相応なり」 〔礼記‐檀弓下〕

② 親子、兄弟など血縁関係にある者。肉親。やから。

※今昔（1120頃か）二五「其後、頼光、親しき兄弟・骨肉に会ても」

こつ‐じく【骨肉】

〘名〙 (「じく」は「肉」の漢音) ＝こつにく（骨肉）〔色葉字類抄（1177‐81）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

こつ‐にく【骨肉】

１ 骨と肉。肉体。
２ 直接に血のつながっているもの。親子・兄弟など。肉親。「骨肉の情」「骨肉の争い」
[類語]家族・一家・家内・家人・家うちの人・肉親・親子・親兄弟・妻子・血肉けつにく・身内・身寄り・係累・家累・家眷かけん・一家眷属いっかけんぞく・妻子眷属さいしけんぞく・一族・ファミリー・家庭

出典　小学館

普及版 字通

【骨肉】こつにく

骨と肉。肉親。〔呂覧、精通〕母の子に於ける、子の母に於ける、一體にして兩、同氣にして異息、の實るが(ごと)く、樹木の根心るがし。～此れを之れ骨の親と謂ふ。

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出典　平凡社「普及版 字通」