骨箱(読み)コツバコ

デジタル大辞泉 「骨箱」の意味・読み・例文・類語

こつ‐ばこ【骨箱】

火葬にした骨を納める箱。
《歯を入れる箱の意で》口のこと。
「―に錠でもおろして置いたか」〈伎・初買曽我〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「骨箱」の意味・読み・例文・類語

こつ‐ばこ【骨箱】

〘名〙
① 骨を納める箱。
※俳諧・江戸蛇之鮓(1679)何籠「見れば地蔵竹の下闇幽にも 消し蛍のあとの骨箱(コツばこ)言水〉」
② (「骨」は「歯」のことで、中に歯がはいっているいれものの意から) 口。
歌舞伎男伊達初買曾我(1753)三「詞を掛けたに、なぜ舌を鳴らさない。ただし骨箱(コツバコ)に錠でもおろして置いたか」

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