骨を盗む(読み)ほねをぬすむ

精選版 日本国語大辞典 「骨を盗む」の意味・読み・例文・類語

ほね【骨】 を 盗(ぬす)

他人苦労を無にする。ただばたらきをさせる。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第九「浦の男が骨ぬすむまい からかさに一本さして浪枕」
骨惜しみをする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「骨を盗む」の意味・読み・例文・類語

ほねぬす・む

骨を惜しむ」に同じ。
ひとの苦労を無にする。
「いづれもの骨も盗まず、酒手ほどはおませう」〈浄・浦島年代記〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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