駔儈(読み)そうかい

世界大百科事典(旧版)内の駔儈の言及

【商人】より

牙行は取引を仲介し,商品の価格を評定する役割を演じた。牙行の名称も古く,漢代には駔(そう)または駔儈(そうかい)とよばれていたが,主要な業種ごとに専門化し,取引高に応じた手数料をうけとった。清代の牙行は,政府の免許がなければ営業できなかったが,その一種として,1757年(乾隆22)以後,外国貿易が広州1港に制限されたのを機に生まれた行商(こうしよう)がある。…

【牙行】より

…牙行はこの意味で卸売市場の不可欠の要素である。 戦国から唐まで,牙行は牙儈(がかい),駔儈(そかい)といった。牙は互(相互),儈は会(会合)の意味といわれ,売買需給の周旋と価格決定の機能を表しており,商人の原初形態とみられる。…

※「駔儈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」