駆出(読み)かけで

精選版 日本国語大辞典 「駆出」の意味・読み・例文・類語

かけ‐で【駆出】

〘名〙 山伏峰入り修行を終わって、山から出ること。特に、この時は、気力体力が充実し、霊力がみなぎっていると信じられていた。かけいで。
※虎明本狂言・犬山伏(室町末‐近世初)「是は出羽のはぐろさんの山伏でござる。大みねかづらきを致て、只今かけ出でござる」

かけ‐・でる【駆出】

〘自ダ下一〙 かけ・づ 〘自ダ下二〙 走り出る。走り出す。かけいず。
※天草本平家(1592)四「クッキャウノ モノドモ ニジュウサンキ キドヲ ヒライテ caqedeta(カケデタ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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