精選版 日本国語大辞典 「駅逓寮」の意味・読み・例文・類語
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…また〈陸運会社規則〉を作成して,宿駅制度廃止の準備を進めたが,同年9月民部省廃止により大蔵省に移管された。同月駅逓寮に昇格し,〈陸運会社規則〉にもとづいて東海道各駅陸運会社の設立を進め,その完了をまって72年2月,東海道各駅伝馬所,助郷を廃止した。また同年10月,全国諸道の伝馬所,助郷を廃止し,73年5月郵便事業の政府専掌制を確立した。…
…1872年(明治5)に駅逓頭前島密(ひそか)が秘書の小西義敬を社主として創刊させた。駅逓寮(のちの郵便局)の組織を通じてニュースを集めるなど地方記事が充実し,また配送も迅速円滑であった。自由民権運動が台頭する81年に,矢野竜渓(文雄)が小西から同社を譲り受け,民権派(改進党)の機関紙として急進論を掲げ,官権派の《東京日日新聞》と論戦を展開した。…
※「駅逓寮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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