香川氷仙(読み)かがわ・ひょうせん

朝日日本歴史人物事典 「香川氷仙」の解説

香川氷仙

生年生没年不詳
江戸後期の画家。文化年間(1804~18)に活躍した画家香川素琴の妹。名は苑葵(一説に園蔡),字は不淑,秋草。はじめ書家の森川竹窓に,のちに八木米巽に嫁す。中国の仇英風の美人画に倣い,卓抜な筆技で艶のある美人画を描いた。<参考文献>板橋区立美術館『江戸の閨秀画家展/図録

(安村敏信)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「香川氷仙」の解説

香川氷仙 かがわ-ひょうせん

?-? 江戸時代後期の画家。
書家森川竹窓に,のち八木米巽(べいせん)に嫁す。美人画にひいで,文政(1818-30)のころに活躍。名は苑葵(えんき)(一説に園蔡)。字(あざな)は不淑。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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