饑神(読み)ひだるがみ

精選版 日本国語大辞典 「饑神」の意味・読み・例文・類語

ひだる‐がみ【饑神】

〘名〙 山中などで人を急に空腹にさせるという神。
※俳諧・若葉合(1696)「ひだる神花のあたりに暮にけり 柳山吹しだれあふ中〈尺艸〉」

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デジタル大辞泉 「饑神」の意味・読み・例文・類語

ひだる‐がみ【×饑神】

き物の一種。多く山路を歩く者がとりつかれ、急に空腹を覚えて動けなくなってしまうという。西日本に多く伝えられる。

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