普及版 字通 「饌(漢字)」の読み・字形・画数・意味
饌
21画
(異体字)
23画
[字訓] そなえる・たべもの
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(巽)(そん)。に・(選)(せん)の声がある。は神前の舞台で二人並んで舞楽を献ずる形。〔説文〕五下に「を(そな)ふるなり」とあり、神饌を供することをいう。〔説文〕にを正字とするが、は算(さん)声。神饌を供する意からすれば、饌が正字である。はのち多く集の意に用いる。
[訓義]
1. そなえる、神にそなえる、神に献ずる、神饌。
2. たべもの、めし。
3. つらねる、あつまる。
[古辞書の訓]
〔立〕饌 ソナフ・ヨキクヒモノ
[語系]
饌()dzhiuan、dzhianは声近く、集して書を作ることをという。tzianも声近く、にも集め求める意がある。
[熟語]
饌雅▶・饌饋▶・饌具▶・饌所▶・饌珍▶・饌賓▶・饌餔▶
[下接語]
佳饌・華饌・嘉饌・饋饌・玉饌・具饌・午饌・酒饌・羞饌・常饌・神饌・清饌・盛饌・珍饌・撤饌・飯饌・美饌・豊饌
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報