餓鬼の飯(読み)がきのめし

精選版 日本国語大辞典 「餓鬼の飯」の意味・読み・例文・類語

がき【餓鬼】 の 飯(めし)

① 盆(ぼん)無縁仏のために供える食物
餓鬼道に堕ちた亡者の飯。食おうとすると食物が炎に変わって、飢えと渇きに苦しむとされる。
※読本・昔話稲妻表紙(1806)四「情なきはこれまで手向たまはりし飯菜も、みさき烏にさまたげられ、妾がもとにとどかねば、飢にたへざる餓鬼(ガキ)の飯(メシ)、炎となりて消失ぬ」

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デジタル大辞泉 「餓鬼の飯」の意味・読み・例文・類語

がき‐の‐めし【餓鬼の飯】

盂蘭盆無縁仏に供える食物。

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