デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「飯尾常房」の解説
飯尾常房 いのお-つねふさ
応永29年3月19日生まれ。阿波(あわ)(徳島県)の守護細川成之(しげゆき)につかえ,将軍足利義政の右筆(ゆうひつ)をつとめる。仏教に通じ,和歌を尭孝(ぎょうこう)にまなぶ。また青蓮院(しょうれんいん)流の書をおさめ,飯尾流を創始した。文明17年閏(うるう)3月23日死去。64歳。通称は彦六左衛門。姓は「いいお」「いいのお」ともよむ。
【格言など】汝(なれ)や知る都は野辺の夕雲雀(ひばり)あがるを見ても落つる涙は(「応仁記」)