飢寒・饑寒(読み)きかん

精選版 日本国語大辞典 「飢寒・饑寒」の意味・読み・例文・類語

き‐かん【飢寒・饑寒】

〘名〙 飢えと寒さ。空腹のまま寒さにこごえていること。衣食欠乏
※続日本紀‐養老五年(721)三月癸丑「頃者旱調、農桑有損、遂使衣食乏短、致一レ飢寒
平治(1220頃か)中「我が身をはじめて子孫どもに飢寒の苦痛みせつるは」 〔戦国策‐斉策・襄王〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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