食料安定供給特別会計(読み)ショクリョウアンテイキョウキュウトクベツカイケイ

デジタル大辞泉 「食料安定供給特別会計」の意味・読み・例文・類語

しょくりょうあんていきょうきゅう‐とくべつかいけい〔シヨクレウアンテイキヨウキフトクベツクワイケイ〕【食料安定供給特別会計】

農業経営の基盤強化と安定食糧需給価格の安定など、食料の安定供給を図るために政府が一体的に行う施策経理を明確にするために設けられた特別会計食糧管理特別会計農業経営基盤強化措置特別会計を統合して、平成19年度(2007)に設置された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「食料安定供給特別会計」の意味・わかりやすい解説

食料安定供給特別会計
しょくりょうあんていきょうきゅうとくべつかいけい

特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)により、食糧管理特別会計と農業経営基盤強化措置特別会計を統合してできた特別会計。「農業経営基盤強化事業、農業経営安定事業及び食糧の需給及び価格の安定のために行う事業に関する政府の経理を明確にする」ことを目的とする。食料安定供給特別会計は、農業経営基盤強化勘定、農業経営安定勘定、米管理勘定、麦管理勘定、業務勘定および調整勘定に区分される。

 2009年度当初予算における歳出額でみた規模は、農業経営基盤強化勘定219億円、農業経営安定勘定2324億円、米管理勘定8571億円、麦管理勘定6884億円、業務勘定は180億円、調整勘定は1兆7018億円となっている。

[林 正寿]

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