飛泉(読み)ひせん

精選版 日本国語大辞典 「飛泉」の意味・読み・例文・類語

ひ‐せん【飛泉】

〘名〙 高い所から勢いよく落ちる水。たき。瀑布。また、にわかにわき出る泉。
文華秀麗集(818)上・秋山作〈朝野鹿取〉「谿生濃霧薄縠、水写軽雷飛泉」 〔後漢書‐耿恭伝〕

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デジタル大辞泉 「飛泉」の意味・読み・例文・類語

ひ‐せん【飛泉】

高い所から勢いよく落下する水。滝。飛瀑ひばく
勢いよく噴出する泉。噴泉。
「―俄に湧出でき」〈太平記・一〇〉

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普及版 字通 「飛泉」の読み・字形・画数・意味

【飛泉】ひせん

たき。噴泉。〔東観漢記、耿恭〕匈奴來攻し、其の水をつ。~中、井をつこと十五なるも水無し。恭曰く、聞く、貳師將軍、佩刀を拔きて山に刺し、飛泉出づと。~乃ち衣冠を正し、井に向ひて再拜す。頃(しばら)くりて井泉涌出す。

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