風防(読み)かぜふせぎ

精選版 日本国語大辞典 「風防」の意味・読み・例文・類語

かぜ‐ふせぎ【風防】

〘名〙
① 風を防ぐこと。また、その設備道具
大乗院寺社雑事記‐康正三年(1457)三月二六日「本仕四人の中へ風ふせぎの代百文下行之」
風邪をひかないように防ぐこと。
言国卿記‐明応三年(1494)一二月五日「さむきにとて風ふせきにいも酒有之」

ふう‐ぼう ‥バウ【風防】

〘名〙
① 風を防ぐこと。また、そのためのもの。かぜよけ。防風
※春の城(1952)〈阿川弘之〉二「一旦海へ落ちると、飛行機は風防を開く間もなく、乗員を入れたまま忽ち沈んでしまう」
② 酒の異名。〔毘沙門堂本古今集註(鎌倉末頃)〕

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デジタル大辞泉 「風防」の意味・読み・例文・類語

ふう‐ぼう〔‐バウ〕【風防】

風を防ぐこと。また、そのためのもの。風よけ。防風。「風防ガラス
腕時計文字盤を覆うガラス。
ウインドスクリーン
[類語]防水防風防暑防寒除霜防雪防湿防砂防潮防臭防腐防毒防食防疫防縮防空防火

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