風見草(読み)かざみぐさ

精選版 日本国語大辞典 「風見草」の意味・読み・例文・類語

かざみ‐ぐさ【風見草】

〘名〙
植物うめ(梅)」の異名。《季・春》
蔵玉集室町)「香散見草 梅〈略〉山里軒端に咲けるかざみぐさ色をも香をも誰れ見はやさん」
② 植物「やなぎ(柳)」の異名。《季・春》
※蔵玉集(室町)「風見草 柳〈略〉梓弓はるの梢に風見ぐさのどけき色のうちなびくらん」
③ 植物「ヒヤシンス」の異名。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春「然うです、ヒヤシンスと云ふ花で、日本では慥か風見草(カザミグサ)と言って居ますが」

かぜみ‐ぐさ【風見草】

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動植物名よみかた辞典 普及版 「風見草」の解説

風見草 (カザミグサ・カゼミグサ)

植物。ヤナギ科ヤナギ属の落葉高木・低木類の総称。ヤナギの別称

風見草 (カザミグサ)

植物。バラ科の落葉小高木,園芸植物,薬用植物ウメの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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