風流夢譚(読み)フウリュウムタン

デジタル大辞泉 「風流夢譚」の意味・読み・例文・類語

ふうりゅうむたん〔フウリウムタン〕【風流夢譚】

深沢七郎短編小説。昭和35年(1960)、雑誌中央公論」に発表。夢の中の話という設定フィクションだが、皇族が処刑される描写があることなどから物議を醸す。右翼団体は抗議運動を展開し、出版元である中央公論社の社長宅が右翼少年に襲われ、1名が死亡するというテロ事件も発生し、著者は一時期世間から身を隠した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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