風成大循環理論(読み)ふうせいだいじゅんかんりろん

世界大百科事典(旧版)内の風成大循環理論の言及

【海洋大循環】より

… ところが,後になって海の表層における大循環のみならず,潜流や深層循環まで含めて現実の海洋を表現するために,海水の鉛直方向の運動を合わせて考慮に入れることが必要となってきた。この場合,重要な役割を果たすのは海水の密度分布とその変化であり,海水の密度を決めるのはおもに温度(熱)と塩分と考えられるから,上記の風成大循環理論とは全く違った観点から大循環の成因を追求することになる。これを熱塩循環thermohaline circulation理論という。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」