風口(読み)カザクチ

デジタル大辞泉 「風口」の意味・読み・例文・類語

かざ‐くち【風口】

《「かざぐち」とも》
風が吹き込む口。通風口。
立烏帽子たてえぼしの頭から余って後ろに出た部分
折烏帽子おりえぼしひな形の後ろの穴。

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精選版 日本国語大辞典 「風口」の意味・読み・例文・類語

かざ‐くち【風口】

〘名〙 (「かざぐち」とも)
① 風の吹き込む口。
※玉塵抄(1563)九「風(かサ)口〈略〉のきや風くる所を風口と云ぞ」
立烏帽子(たてえぼし)の頭よりうしろに出た部分。
※幸若・元服曾我(室町末‐近世初)「名はゑぼしと云物。〈略〉かざくちのひろきことは命の長きさうなり」
折烏帽子(おりえぼし)ひな型のうしろの穴。

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