風を吸い露を飲む(読み)カゼヲスイツユヲノム

デジタル大辞泉 「風を吸い露を飲む」の意味・読み・例文・類語

かぜつゆ

《「荘子」逍遥遊から》穀物などを食べない、仙人生活をいう。

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精選版 日本国語大辞典 「風を吸い露を飲む」の意味・読み・例文・類語

かぜ【風】 を 吸(す)い露(つゆ)を飲(の)

食物を食べないで、風と露で生命をつないでいるといわれる仙人生活にいう。〔荘子‐逍遙遊〕

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故事成語を知る辞典 「風を吸い露を飲む」の解説

風を吸い露を飲む

仙人の生活をいうことば。

[由来] 「荘子しょうようゆう」に見える、遠いところにあるという国の話から。その国には、肌は雪のように白く、体は乙女のようにしなやかな「神人」が住んでいるとか。その人は、「風を吸い露を飲み(穀物を食べず、風と露だけで生き)」、雲に乗り竜を操ってこの世界の外までも自由に出掛けて行く、とのことです。

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