顧みて他を言う(読み)カエリミテタヲイウ

デジタル大辞泉 「顧みて他を言う」の意味・読み・例文・類語

かえりみて

《「孟子」梁恵王下から》答えに窮して、あたりを見回して本題とは別のことを言ってごまかす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「顧みて他を言う」の解説

顧みて他を言う

問いかけられて答えにつまり、他の事をもち出して言いまぎらす。当面問題を回避する。

[使用例] そんな人柄なので少し話を文学美術のことに向けようとすると、顧みて他を言うのである[森鷗外青年|1910~11]

異形左右を顧みて他を言う

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android