題詩(読み)だいし

精選版 日本国語大辞典 「題詩」の意味・読み・例文・類語

だい‐し【題詩】

〘名〙
① ある定まった題によって詩をつくること。また、その詩。
※本朝無題詩(1162‐64頃)一〇・城北精舎言志〈藤原敦光〉「招隠簪纓尋竹逕、題詩筆硯置松根
※授業編(1783)九「勝を記し題(タイ)詩記文を求むる人世に多し」 〔杜甫‐敝廬遣興奉寄厳公詩〕
題目標題として巻頭に詩を書くこと。また、その詩。巻頭詩。

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デジタル大辞泉 「題詩」の意味・読み・例文・類語

だい‐し【題詩】

決められた題によって詩を作ること。また、その詩。
書物の巻頭に題目・標題として掲げる詩。

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普及版 字通 「題詩」の読み・字形・画数・意味

【題詩】だいし

物に題して詩を作る。また、詩を物に書きしるす。唐・白居易〔王十八(全素)の山に帰るを送り、仙遊寺に寄題す〕詩 林に酒を煖めて紅を燒き 石上に詩を題して

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