頸動脈・海綿静脈洞瘻(読み)けいどうみゃく・かいめんじょうみゃくどうろう(英語表記)carotid cavernous fistula

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「頸動脈・海綿静脈洞瘻」の意味・わかりやすい解説

頸動脈・海綿静脈洞瘻
けいどうみゃく・かいめんじょうみゃくどうろう
carotid cavernous fistula

内頸動脈と海綿静脈洞との間に異常交通が生じた状態原因頭部外傷がほとんどであるが,動脈硬化症脳動脈瘤破裂もあり,不明のこともある。症状は眼窩部の雑音,拍動性眼球突出,結膜充血,浮腫外眼筋麻痺視力障害など。診断には脳血管撮影が行われる。治療は外科的に行う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android