頭部浅在性白癬(読み)とうぶせんざいせいはくせん(英語表記)trichophytia superficialis capillitii; tinea capitis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「頭部浅在性白癬」の意味・わかりやすい解説

頭部浅在性白癬
とうぶせんざいせいはくせん
trichophytia superficialis capillitii; tinea capitis

俗にしらくもという。白癬菌感染によって頭部大小円形の境界鮮明な落屑性の病変が生じる皮膚疾患。その部の毛髪は折れやすく,容易に脱毛するので,脱毛斑が形成される。発赤などの炎症症状を欠き,自覚症状もない。かつて男児に多発したが,長髪化に伴って近年は激減した。 (→白癬 )

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世界大百科事典(旧版)内の頭部浅在性白癬の言及

【しらくも】より

皮膚真菌症の一つ。医学的には頭部浅在性白癬(はくせん)tinea capitisという。真菌の一種である皮膚糸状菌が被髪頭部に感染して発症する皮膚疾患。…

※「頭部浅在性白癬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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