頭上(読み)ズジョウ

デジタル大辞泉 「頭上」の意味・読み・例文・類語

ず‐じょう〔ヅジヤウ〕【頭上】

あたまの上。あたまの上の方。「頭上を見上げる」「栄冠頭上に輝く」
[類語]頂門

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頭上」の意味・読み・例文・類語

とう‐じょう ‥ジャウ【頭上】

〘名〙 (「とうしょう」とも)
① あたまのうえ。あたまのさき。ずじょう。
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉二編「両目爛々として頭上(トウジャウ)に緑毛を生ず」 〔古詩‐為焦仲卿妻作〕
② さき。はし。先端。いただき。
※和漢朗詠(1018頃)上「憶ひ得たり少年にして長く乞巧(きっかう)せしことを 竹竿の頭上(とうしゃう)に願糸多し〈白居易〉」

ず‐じょう ヅジャウ【頭上】

〘名〙 (「ずしょう」とも) あたまのうえ。あたまの上の方。
海道記(1223頃)序「頭上には頻に駭かす老を告る鶴」

かしら‐あげ【頭上】

〘名〙 書類金額または事項別行にして、その書き出しを前の行より上げて記すこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「頭上」の読み・字形・画数・意味

【頭上】とうじよう(じやう)・ずじよう(づじやう)

頭の上。宋・黄庭堅〔拙軒頌〕頭上に頭を安(お)き、屋下に屋を蓋(おほ)ふ。畢(ひつきやう)巧は餘りり、拙は足らず。

字通「頭」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android