頭を振る(読み)カブリヲフル

デジタル大辞泉 「頭を振る」の意味・読み・例文・類語

かぶり・る

頭を左右に振って否定不承知の意を表す。「―・って引き受けない」
[類語]不承知不同意異議異論異存批判抵抗辞退固辞遠慮難色辞する否む難色を示す異を唱える異を立てる首を振る首を横に振る如何なものか不服不平不満不満足不足鬱憤うっぷん物足りないあっけないあえない飽き足りない食い足りない意に満たない期待外れ当て外れ不本意いら立ちいらつくいら立つ今一いまいち今一つもう一つ不完全燃焼フラストレーションクレーム鬱積うっせき心外愚痴繰り言ぐずぐず首をひねる口を尖らす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頭を振る」の意味・読み・例文・類語

かしら【頭】 を 振(ふ)

頭を左右に振る。首を振る。
① 不承諾、不満の意を表わす。あたまを振る。
源氏(1001‐14頃)夕霧「もはらうけひかずと、かしらふりて、ただいひにいひはなてば」
② うなずく。合点する。
今昔(1120頃か)五「此の火を見て頭(かしら)を振り首を撫でて喜て」

かぶり【頭】 を 振(ふ)

頭を左右に振って、否定、または不承知をあらわす。
※虎明本狂言・花子(室町末‐近世初)「ざぜんぶすまをとらせられひ かぶりふる」

あたま【頭】 を 振(ふ)

頭を横に振ってことわる。拒否する。
※碧巖雷沢抄(1533)六「動不得転不得とは、いかんとも頭のふられん処で転身したぞ」

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