頬骨(読み)ほおぼね(英語表記)zygomatic bone

翻訳|zygomatic bone

精選版 日本国語大辞典 「頬骨」の意味・読み・例文・類語

ほお‐ぼね ほほ‥【頬骨】

〘名〙 頬の上部、目じりの下あたりに、いくらか高く出ている骨。つらぼね。ほおげた。顴骨(かんこつ)
御伽草子三人法師(室町末)「おとがいそり、ほうぼねあれ、くちびるあつく」

きょう‐こつ ケフ‥【頬骨】

〘名〙 顔面骨の一つ。頬(ほお)の上方外側のふくらんだ部分に位置し、左右一個ずつある骨。顔面で上下顎骨(がっこつ)につながる。ほおぼね。顴骨(けんこつ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「頬骨」の意味・わかりやすい解説

頬骨
きょうこつ
zygomatic bone

眼窩の下前側を構成し,頬部の突出をつくる骨。上顎骨前頭骨側頭骨および蝶形骨大翼と連結し,前方から見るとほぼ菱形になっている。側頭骨の頬骨突起との連結部は頬骨弓と呼ばれ,これは耳の穴のすぐ前方に位置する骨の高まりで,俗にほお骨が高いというのは,この頬骨弓の突出が強いことをいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android