須達(読み)シュダツ

デジタル大辞泉 「須達」の意味・読み・例文・類語

しゅだつ【須達】

《〈梵〉Sudatta釈迦しゃか時代、中インド舎衛城の長者波斯匿はしのく大臣釈迦に帰依し、祇園精舎を献じた。給孤独ぎっこどく須達多しゅだった。すだつ。

すだつ【須達】

しゅだつ(須達)

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精選版 日本国語大辞典 「須達」の意味・読み・例文・類語

しゅだつ【須達】

(Sudatta) インド舎衛国の長者。釈迦につかえ、祇園精舎を建てた。

すだつ【須達】

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「須達」の意味・わかりやすい解説

須達
しゅだつ

スダッタ」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の須達の言及

【寺院】より

… インドにおける仏教寺院の機構や活動状況は,わずかな遺跡や碑銘,中国からの求道僧たちの記録,ないし仏典の記事などから推定されるだけであるが,おもな特色として次の二つがあげられよう。 第1に,マガダのビンビサーラ王が王舎城内の竹林をブッダとその教団へ寄進し,また,須達(しゆだつ)長者が祇陀(ぎだ)太子から園林を買い取って寄進したという祇園(祇樹給孤独園(ぎじゆぎつこどくおん))の名からも知られるように,早くから国王の保護や大商人の経済的援助をうけて発展したことが挙げられる。5世紀初めの法顕の《仏国記》によれば,彼らは寺院を建てる場合,僧院の経済を支えるべく,果樹園や牧場,そこに働く人々(奴婢)までも併せ寄進したという。…

※「須達」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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