日本大百科全書(ニッポニカ) 「須藤石」の意味・わかりやすい解説 須藤石すどうせきsudoite 粘土鉱物で、緑泥石グループの鉱物の一種。白色土状でハロイサイトやモンモリロン石など白色の粘土鉱物と外観上区別できない。最初ドイツの古生代ペルム紀(二畳紀)の変質した凝灰岩中から発見され、当時の東京教育大学教授で鉱物学者の須藤俊男(としお)(1911―2000)にちなんで命名された。日本では熱水変質を受けた酸性凝灰岩、火砕岩中に産する。また黒鉱鉱床の母岩中にも産する。[松原 聰][参照項目] | 凝灰岩 | 粘土鉱物 | モンモリロン石 | 緑泥石[補完資料] | 須藤石(データノート) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例