順養子(読み)ジュンヨウシ

デジタル大辞泉 「順養子」の意味・読み・例文・類語

じゅん‐ようし〔‐ヤウシ〕【順養子】

弟が実兄養子となること。また、その養子。
ある家の養子となった者が、その家の弟を自分の養子とすること。また、その養子。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の順養子の言及

【養子】より

…養親の年齢は17歳以上,養子は養親より年少の者でなければならなかった。また家の断絶を防止するため,順養子といって弟や養方弟(養父の実子など)を養子とすることや,死期近く願い出る末期養子(まつごようし),大名・幕臣が参勤交代や公用で江戸を離れる際,万一を考えて願い出ておく仮養子(かりようし)の制度も行われた。諸藩でも家中の養子は細かく規定されていた。…

※「順養子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android