鞍掛海豹（読み）クラカケアザラシ

デジタル大辞泉

くらかけ‐あざらし【^×鞍掛海^＝豹】

アザラシ科の哺乳類。体長約1.8メートル。体は暗褐色で、雄では首・前肢・腹などに鞍形の白い帯がある。オホーツク海・ベーリング海などに分布。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

くらかけ‐あざらし【鞍掛海豹】

〘名〙 アザラシ科の哺乳類。体長は雌雄ともに約一・六メートル。成獣の体色は暗灰色で、白または象牙色の太い帯が頭からのど、前あしの付け根、腰をとり巻き、馬に鞍をかけたように見える。この模様は、とくに雄で明瞭で、雌また、その幼獣では不鮮明。イカや魚類を食べる。ベーリング海とオホーツク海北部にすみ、群れをつくらず、日本には流氷に乗って北海道東北部に来る。三月ごろ流氷上で出産する。外洋性で沿岸に近づくことはない。

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

鞍掛海豹 (クラカケアザラシ)

学名：Phoca fasciata
動物。アザラシ科のアザラシの一種

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」