靫負郷(読み)ゆげいごう

日本歴史地名大系 「靫負郷」の解説

靫負郷
ゆげいごう

和名抄」高山寺本に「由計比」、東急本に「由介比」の訓がある。郷域については明らかでないが、現邑久郡長船おさふね船山ふなやまに靫負神社があり、当郷に関係すると考えられている(「大日本地名辞書」「岡山県通史」など)。長寛三年(一一六五)七月四日の太政官牒(案、根来要書)によると、康治二年(一一四三)洪水によって香登かがと庄が大きな被害をうけたので、久安二年(一一四六)同庄に隣接する当郷と服部はつとり郷の二〇町八反を、便宜作田として同庄に繰入れることになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android