革命法廷(読み)かくめいほうてい

世界大百科事典(旧版)内の革命法廷の言及

【ソビエト連邦】より

ペレストロイカは,そうしたソ連司法の実態を知らしめ,その改革の必要を説いた意味で,法治国家(法の支配)の実現をめざすという司法改革にとっても大きな画期をもたらした。
[沿革]
 こうしたソ連の裁判所制度は,1917年の十月革命によって旧裁判所が廃止され,地方ソビエト選出による裁判官と人民参審員からなる人民裁判所(民事・一般刑事事件を審理)と革命法廷(反革命・重要刑事事件を審理)が組織されたことから出発した。前者は県単位の人民裁判官大会が選出する人民裁判官会議を,後者は全ロシア中央執行委員会のもとに破棄審を,それぞれ上級審としていた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」