非OPEC産油国(読み)ひオペックさんゆこく(英語表記)non-OPEC oil producing countries

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非OPEC産油国」の意味・わかりやすい解説

非OPEC産油国
ひオペックさんゆこく
non-OPEC oil producing countries

自由世界の OPEC以外の産油国総称。産油量は 1988年には自由世界全体の半分強を占めており,原油種であるアメリカの WTIイギリス北海ブレントは,原油市況のリード役を果たしている。同産油国の増産は,世界的な石油需要の減退と相まって,OPECの原油生産,価格に対する影響力を低下させている。最近では,OPEC・非 OPEC合同会議を開催して協調減産体制をとり,石油価格の安定化に寄与するなど新しい動きを見せている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android