非調和振動子(読み)ヒチョウワシンドウシ

デジタル大辞泉 「非調和振動子」の意味・読み・例文・類語

ひちょうわ‐しんどうし〔ヒテウワ‐〕【非調和振動子】

単振動ではない振動をする系。調和振動子に対していう。振幅周期を単純な正弦曲線で表すことができない。非線形振動子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「非調和振動子」の解説

非調和振動子
ヒチョウワシンドウシ
anharmonic oscillator

一般には,調和振動子とは異なる振動をする力学系をいう.分子の振動は,厳密には非調和振動子,またはその集合として表さなければならないが,二原子分子を除くとこのようにして研究された分子は少数にとどまる.分子振動を調和振動子の集合で近似することによる振動数誤差は,通常は1% 程度であるが,高い振動準位となるにつれてその差は大きくなる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非調和振動子」の意味・わかりやすい解説

非調和振動子
ひちょうわしんどうし

振動子」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android