精選版 日本国語大辞典 「青」の意味・読み・例文・類語
あお あを【青】


あお・い あをい【青】
あお・む あをむ【青】
しい【青】
せい【青】
あお・し あをし【青】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
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「あお」ということばは古くから使われていたが、色名として用いられた場合に日常生活では、かならずしも「みどり」と厳格に区別して使用されているとはいえない。これは現在の日常生活でもそうであって、たとえば、交通信号のあおが、みどり色であっても、あおとよんであまり抵抗を感じない場合があるのは、それであろう。また、あおは、形容することばとしても使われる。あおあおした芝生という表現など、いくつもある。
ところで、色は、光刺激が目に入ってきたときに感じることは周知のとおりである。青にほぼ対応する光の波長は467~483ナノメートルの部分である。また表面色の色表示体系上において、日本工業規格(JIS(ジス))での一般色名の青は、次のような範囲の色につけられている。すなわち、色相が10.0PBにおいて、明度3.5~6.5、彩度7~9および明度3.5~5.5、彩度9~13の範囲である。
青から連想されるものは、空、水が代表的なものであり、青が象徴しているものとしては、静寂、涼しさ、深さ、さみしさなどがあげられる。青色を見たときの感じも連想、象徴とは無関係でなく、澄んだ、冷たい、強い、やや男性的などといったものであり、この感じは角形の図形の感じと類似している。このようなことから青は、寒色系の色に入り、ある意味では寒色系を代表する色といえよう。青系統の色彩は一般的に人々に受容されやすい。色彩の好みの調査でも、青系統の色が上位を占める。したがって、青も人々にあまり嫌われない色といえよう。また青は赤などに比べ、同じ位置に置かれても、やや後ろにあるように見えるところから、後退色ともいわれている。
[相馬一郎]
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…私たちは物を見るときその形を知覚するが,黄だとか青だとか,あるいは赤だとかの色も同時に知覚する。このように色とは私たちの目が光に対して感ずる知覚の一つであると表現することができよう。…
…スペクトル色(可視光線の単色光の示す色刺激)は,人によって色感覚も異なり,その波長も一定でないが,緑は波長ほぼ480~510nmの範囲にある。
[象徴としての緑]
緑は青と黄とを重ねた色であるが,その概念は古今東西はなはだあいまいで,青から黄にいたるさまざまの色を含み,しばしば青および黄とも混同される。それは,自然界において緑色を呈するものが主として草木の葉であり,それが青から黄にいたるさまざまの色を示すからであろう。…
…中華人民共和国西北部にある省。略称は青。北東は甘粛省,北西は新疆ウイグル自治区,南西はチベット自治区,南東は四川省と接する。…
※「青」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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