青鞜社(読み)せいとうしゃ

旺文社日本史事典 三訂版 「青鞜社」の解説

青鞜社
せいとうしゃ

明治末期〜大正初期の進歩的女性グループ
青鞜」は18世紀のロンドンサロン“Blue Stocking”の訳語。1911年平塚らいてう・岡本かの子・神近市子らが中心となり結成。「女の手による女の文芸雑誌」として機関誌『青鞜』を発行,女権拡張・女性解放を主張し,「新しい女」として世の注目を浴びた。'16年経営難のため『青鞜』は52号で休刊となり,青鞜社も解散した。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の青鞜社の言及

【青鞜】より

…日本で最初の女流文芸同人誌で,誌名はイギリスの〈ブルーストッキング〉にちなむ。平塚らいてうと日本女子大同窓生らを発起人とし,与謝野晶子,長谷川時雨(しぐれ),野上弥生子,田村俊子ら女流作家を加えた女性のみ30名の青鞜社の同人誌として,1911年(明治44)9月に発刊。月刊誌。…

※「青鞜社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android