青虫(読み)あおむし

精選版 日本国語大辞典 「青虫」の意味・読み・例文・類語

あお‐むし あを‥【青虫】

〘名〙 チョウ、ガの幼虫の中で、長毛やとげがなく緑色をした幼虫の総称。一般にはキャベツなどの野菜を食害するモンシロチョウスジグロシロチョウの幼虫をさす。螟蛉(めいれい)。《季・秋》〔十巻本和名抄(934頃)〕

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デジタル大辞泉 「青虫」の意味・読み・例文・類語

あお‐むし〔あを‐〕【青虫】

チョウやガの幼虫のうち、体に長い毛がなく、緑色をしているものの総称。螟蛉めいれい 秋》

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改訂新版 世界大百科事典 「青虫」の意味・わかりやすい解説

青虫 (あおむし)

鱗翅目昆虫の幼虫の俗称一つ。主として体が緑色で,長毛を生じない小型のものをいう。実際にはシロチョウ科,ヤガ科,シャクガ科,ハマキガ科などの幼虫を指すことが多い。体は13節からなり,一般には3対の胸脚と5対の腹脚を有する。狭義には,キャベツ畑の害虫であるモンシロチョウの幼虫を指す場合もある。
芋虫 →毛虫
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百科事典マイペディア 「青虫」の意味・わかりやすい解説

青虫【あおむし】

鱗翅(りんし)目昆虫の幼虫の俗称の一つ。体が緑色で,長毛をそなえない小型のものをいう。実際にはシロチョウ科,ヤガ科,シャクガ科などの幼虫を指す。植物の葉を食べ,種類によってつく植物がほぼ決まっている。狭義には,キャベツなどを害するモンシロチョウの幼虫を指す。
→関連項目ダイアジノン

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動植物名よみかた辞典 普及版 「青虫」の解説

青虫 (アオムシ)

動物。チョウやガなどの幼虫の俗称

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世界大百科事典(旧版)内の青虫の言及

【幼虫】より

… 幼虫については古くから種々の呼び方がある。あおむし(青虫,蒼虫,螟蛉)は鱗翅目幼虫のうちの緑色の芋虫(モンシロチョウなど)の総称。芋虫はサトイモの葉を食べるセスジスズメ,ヤマイモの葉を食べるキイロスズメ,サツマイモの葉を食べるエビガラスズメなどスズメガ科の幼虫である。…

※「青虫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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