青藍(読み)セイラン

デジタル大辞泉 「青藍」の意味・読み・例文・類語

せい‐らん【青藍】

鮮やかなあいいろ。
あいいろの天然染料インジゴ
[類語]真っ青青色せいしょくあい紺青こんじょう紺碧こんぺき群青ぐんじょう瑠璃るりはなだ花色露草色納戸色浅葱あさぎ水色空色ブルーインジゴコバルトシアンウルトラマリンマリンブルースカイブルーターコイズブルー

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精選版 日本国語大辞典 「青藍」の意味・読み・例文・類語

せい‐らん【青藍】

〘名〙
① 鮮やかなあいいろ。青藍色。
帰省(1890)〈宮崎湖処子〉九「露けき草路、緑蕪(りょくぶ)、青藍(セイラン)の野を経過しつつ」
② 植物系の天然染料の一つ。インジゴ。〔稿本化学語彙(1900)〕
落梅集(1901)〈島崎藤村〉雲「夜に入りて一天青藍を流したらんやうに、雲色の暗きはいよいよ暗く」

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世界大百科事典(旧版)内の青藍の言及

【俳諧歳時記】より

…収録の季題は2600余にのぼり,従来の歳時記の京都中心の記述と異なり,江戸中心の解説が施されている点に特色がある。1851年(嘉永4),藍亭青藍により本書が増補されて,《増補俳諧歳時記栞(しおり)草》が刊行された。解説や例句のみならず,季題の数も3420余と増している。…

※「青藍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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