青膚（読み）あおはだ

精選版 日本国語大辞典

あお‐はだ あを‥【青膚】

〘名〙

① 毛をそったあとの青々と見えるはだ。すはだ。

② モチノキ科の落葉高木。各地の山野に生える。高さ一〇メートルぐらいになり、樹皮は灰白色だが、一皮むくと緑色。葉は長さ約五センチメートルの卵形で先はとがる。初夏に小さな緑白色の花を生じる。雌雄異株で雌花は数個、雄花は数十個ずつかたまって咲く。果実は球形で、熟せば赤色となる。材質は硬く、目は細かであるが、土中にうずめておくと青くなる。若葉を食用にするほか、細工物や、薪炭用の材料にも用いる。まるばうめもどき。こうしゅうぶな。

③ 竹の青皮。〔書言字考節用集（1717）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

青膚 (アオハダ)

学名：Ilex macropoda
植物。モチノキ科の落葉高木,園芸植物

青膚 (アオハダ)

植物。ブナ科の常緑高木,園芸植物。ツクバネガシの別称

青膚 (アオハダ)

植物。大豆の栽培品種

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」