青紙(読み)あおがみ

精選版 日本国語大辞典 「青紙」の意味・読み・例文・類語

あお‐がみ あを‥【青紙】

〘名〙
薄青に染めた紙。
※宇津保(970‐999頃)あて宮「あをきすきばこにみちのく紙、あをがみなどつみていだし給へり」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「青紙」の意味・わかりやすい解説

青紙
あおがみ

紙の材料に関係なく、単に青色の紙のことをいう。752年(天平勝宝4)の『正倉院文書』に初めてこの名が出てくるが、近世では紺紙、藍(あい)紙とともに青花(あおばな)紙をさすことが多い。

[町田誠之]

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普及版 字通 「青紙」の読み・字形・画数・意味

【青紙】せいし

青紙の詔。

字通「青」の項目を見る

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