青柳 裕介(読み)アオヤギ ユウスケ

20世紀日本人名事典 「青柳 裕介」の解説

青柳 裕介
アオヤギ ユウスケ

昭和・平成期の漫画家



生年
昭和19(1944)年12月4日

没年
平成13(2001)年8月9日

出生地
高知県野市町

本名
吉村 睦夫(ヨシムラ ムツオ)

学歴〔年〕
城東中卒

主な受賞名〔年〕
COM月例新人賞〔昭和44年〕「いきぬき」,小学館漫画賞(第25回)〔昭和55年〕「土佐の一本釣り」,中土佐町名誉町民賞〔昭和55年〕,高知県出版文化賞

経歴
高知市内の中学卒業後、板前修業を始めたが、暇をみては漫画を書き毎月短編を虫プロに投稿。昭和44年「いきぬき」で「COM」月例新人賞に選ばれ、漫画家となる。上京せず、郷里の土佐で独特の世界を開く。52年から「ビッグコミック」に「土佐の一本釣り」を連載、16年間の長期連載となり映画化もされた。他の作品に「鬼やん」「川歌」など。平成11年癌の手術を受け、自宅療養しながら「まぐろ土佐船」を執筆した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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