精選版 日本国語大辞典 「靄」の意味・読み・例文・類語
もや【靄】
※日葡辞書(1603‐04)「Moyaga(モヤガ) ヲリタ」
※秘密(1911)〈谷崎潤一郎〉「凡べての物が一つになって、渾然たるミステリーの靄の裡に私を投げ込んで了って居る」
もや・る【靄】
〘自ラ五(四)〙 もやがかかる。比喩的にも用いる。
※女面(1958)〈円地文子〉一「うっとり靄(モヤ)った瞳をもう一度富士山の方へ返した」
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