露頂(読み)ろちょう

精選版 日本国語大辞典 「露頂」の意味・読み・例文・類語

ろ‐ちょう ‥チャウ【露頂】

〘名〙 中世男子の、冠や烏帽子を加えないあからさまの頭部。また、頭部や上部を露出すること。
江戸から東京へ(1922)〈矢田挿雲〉七「此の清元創意を出すつもりで露頂(ロチャウ)関羽を描いて納めた」
※島へ(1962)〈島尾敏雄〉「ほんのわずか露頂した珊瑚礁のところで白く泡立った波が」 〔後漢書‐西域伝論〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「露頂」の読み・字形・画数・意味

【露頂】ろちよう

帽をつけず、頭頂をあらわす。

字通「露」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android