露も(読み)ツユモ

デジタル大辞泉 「露も」の意味・読み・例文・類語

つゆ‐も【露も】

[副]
(下に打消しの語を伴って)少しも。ちっとも。「露も疑わない」
(仮定表現に用いて)少しでも。まったく。
「―、物、空にかけらば、ふと射殺し給へ」〈竹取

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「露も」の意味・読み・例文・類語

つゆ【露】 も

つゆ(露)(二)」を強めたいい方。少しでも。わずかでも。
※竹取(9C末‐10C初)「露も、物空にかけらば、ふと射殺し給へ」
平家(13C前)五「今は世の政きこしめさばやとは、露もおぼしめしよらず」

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