霧越峠(読み)きりごえとうげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「霧越峠」の意味・わかりやすい解説

霧越峠
きりごえとうげ

徳島県南部、海部(かいふ)郡海陽町と那賀(なか)郡那賀町の境界にある峠。標高約700メートル。海部灘(なだ)や海部川流域と木頭(きとう)地方を結ぶ峠道で、峠名は、霧の発生が多く霧を踏み越えて塩を馬で運搬したことに由来するという。かつてはこの峠越え通婚も多かった。現在は国道193号が通じるが、台風などにより、通行止めになることがある。

[高木秀樹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android