霧中(読み)むちゅう

精選版 日本国語大辞典 「霧中」の意味・読み・例文・類語

む‐ちゅう【霧中】

〘名〙
① 霧にとじこめられた中。霧の中。〔澠水燕談録‐雑録
② 手がかりがなく、見通しや方針が立たないことのたとえ。
明六雑誌‐一四号(1874)天狗説〈津田真道〉「豈小角、空海故智を襲く者歟、将た千歳の末猶其霧中に在る者歟」

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デジタル大辞泉 「霧中」の意味・読み・例文・類語

む‐ちゅう【霧中】

霧におおわれている中。霧の中。また転じて、手がかりがなく、見通しがつかないことのたとえ。

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普及版 字通 「霧中」の読み・字形・画数・意味

【霧中】むちゆう

霧のたちこめる中。唐・杜甫〔小寒食、舟中の作〕詩 春水は、天上の坐の如く 老年は、霧中に看るに似たり

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