霧の海(読み)きりのうみ

精選版 日本国語大辞典 「霧の海」の意味・読み・例文・類語

きり【霧】 の 海(うみ)

一面に立ちこめている海。《
※俳諧・俳諧三部抄(1677)上「長船のたちわかれはか霧の海〈宗因〉」
② 陸上に霧が立ちこめ、海のように見えること。霧海(むかい)。《季・秋》
※桂林集(1575)秋「遠山霧 そらはれてあくる麓の霧のうみにうかび出でたる沖つ嶋山」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「霧の海」の意味・読み・例文・類語

きり‐の‐うみ【霧の海】

霧の立ちこめた海。 秋》
霧が一面に深く立ちこめて海のように見えること。霧海。 秋》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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