霜露(読み)そうろ

精選版 日本国語大辞典 「霜露」の意味・読み・例文・類語

そう‐ろ サウ‥【霜露】

〘名〙
① しもとつゆ。つゆじも。消えやすいこと、はかないことなどのたとえに用いられる。
性霊集‐五(835頃)為大使与福州観察使書「伏惟、大唐聖朝、霜露攸均、皇王宜宅」
※日蓮遺文‐如説修行鈔(1273)「霜露の命の日影を待つ計りぞかし」 〔礼記‐祭義〕
※殿村篠斎宛馬琴書簡‐天保四年(1833)五月一日「賤恙は霜露の軽症御座候

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「霜露」の意味・読み・例文・類語

そう‐ろ〔サウ‐〕【霜露】

しもと、つゆ。消えやすいこと、はかないことにたとえる。「霜露の命」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「霜露」の読み・字形・画数・意味

【霜露】そう(さう)ろ

露、霜。〔戦国策、趙一〕秦、李兌にきて曰く、陽(らくよう)乘軒里の秦、家にして親老ゆ。罷車(ひしや)駑馬(どば)も無く、~塵埃に觸れ、霜露を(かうむ)り、~日に百にして舍し、外闕に(いた)り、に見(まみ)えて口づから天下の事を(い)はんことを願ふ。

字通「霜」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android